えっ、そのトウモロコシって本当は・・・
テレビ画面を見ながら、思わず膝を打ちたくなった。そうだ、これもアレだ。おそらく間違いなく遺伝子組み換えトウモロコシだ、と。
NHK『ヒューマンエイジ 第3集 食の欲望』という番組(2024年6月16日放送)を観ていたときのことだ。
300万都市のニューヨーク。そのニューヨークに棲むアリ(昆虫の蟻だ)の身体を分析してみるという、ユニークな研究が番組の中で紹介されていた。その結果アリは、身体のほとんどがトウモロコシ由来の炭素で出来ていた! のである。

都市のアリは、ほぼ100パーセント人間の食べ残しを食べている。だからこれは人間の身体の鏡写しになる。現代の私たちはこんなに多様で、バラエティ豊かな食生活を送っているのに、元をたとればそのほとんどがトウモロコシに還元されてしまうのだ。その驚きの事実。
そのトウモロコシは、徹底的に加工されている。ブラジルなどの大規模農業で栽培 ―その農地面接は何と日本の5倍!― されているトウモロコシは、収穫後皮など不純物が取り除かれ、科学変化によって2つのものに変わる。
一つが、異性化液糖(いせいかえきとう)という水あめのような糖液だ。甘味料として使用され、清涼飲料水などのジュースやアイスクリームなどに使われている。
もう一つが、加工でんぷんである。トウモロコシのでんぷんをやはり化学変化させ化学処理によって抽出し作る。こちらは菓子パンやケーキ、クッキー、コンビニのめん類などに多く使われている。劣化しにくく保水力あり、そのためにいつでも“出来立て”の食感が保たれるのだという。なので粉モノの加工品に多く使われているのだ。
「普通の食事」をしている人ならば、これらの食品日々毎日食べているものばかりだろう。
こうした、清涼飲料水やアイス、菓子パンやケーキやクッキー、小麦のめん類などの加工品は現在「超加工品」と呼ばれている。原材料となる殻物は高度に精製されており、そこに5種類以上の別の食材が加わっているものをいう。(ゆえに添加物も多く入っている)。
これら「超加工品」を超加工品であらしめている立役者が、先のトウモロコシ由来の異性化糖液や加工でんぷんなのだ。また元をたとればトウモロコシ由来になってしまうという原因も、ここにある。
豊かにみえる現代の私たちの食生活、しかし実際は、栄養に乏しい「食の単一化」の波が押し寄せていることに、番組は警鐘を鳴らしている。
コメント
タリカさん、ブログ管理人さん、こんにちは💞涼しくなってきましたが、いかがお過ごしですか?こちらは毎日毎日、抗菌洗剤や香料付消毒の刺激の強い成分が流れてきて、気道の痛みや喘息発作が起きてしまい、まさに香害の渦に巻き込まれています😢
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