なんだこれ?
なんなのこれって??
そんな疑問符が頭の中をぐるぐる駆け巡っていた。私は、座ったままじっと身体を硬くして、ひたすら耐えていた。まるで暴風か高波のようなある誘惑が、ざぶんざぶんと激しく襲いかかってくる。ともすればズルズルと、それに引き摺られさらわれてゆきそうになる。そうならないためにはただじっと、地蔵のごとく身を硬くして固まっているしかなかった。
それでも目は、洗たくロープから離れない。いや離せなかった。釘付けだった。さっきからずっともう釘付け。
ふたたび、東京都M 市の公団マンションに私はいる。例のあの目と鼻の先にごみの焼却施設がある家だ。5階建ての4階にある我家のその台所脇には、ベランダがあって、そこに洗たく物を干すための洗たくロープが張られていた。まだ真新しい、青いビニール製のやつ。それからどうしても、私の目は離れない。
ベランダに出て、あのロープを輪っかにして首にかけて、そのまま飛び下りたい・・・
そう思うんである。激しくそう思うのである。したい。そうしたい。やっちゃいたい。でまた今のこの瞬間なら、何の恐怖感も違和感もなくやれる気がする。けろりとやってしまえる気がする。
ある意味簡単だった。 ベランダに出る → 洗たくロープ輪っかにして首にかける → まんま飛び下りる、たったその3手順。
フリーザーから冷凍食品出す → パック開けて皿に出す → レンジでチンする、と同じくらい簡単に思える。ワン、ツー、スリーの3ステップ。はい、はい、はいの3手順。それで済む。事が済む。終わる。終わるじゃないの。
こんな誘惑が、さっきからドトウのように、私に襲いかかっていたのである。
コメント
タリカさん、こんにちは💞
こんなに激しい症状が出てしまったなんて、本当に驚きました🥲
あまりに大きな衝撃を受けて、近くの工事で苦しみ死んでしまうかもしれないという夢を見てしまい、コメントしたくてもできずにいました。
改めて化学物質の恐ろしさ、影響の強さを再認識しました。
東北大震災の後、多くの女性が自ら命を絶ってしまいましたが、柔軟仕上げ剤の使用と女性の自死を関連付けた専門家の意見もありました。
思い出したのですが、私は日ごろ自殺願望は起きたことがないのですが、たまたま強い香料臭をかいでしまった時、「自分なんてこの世に存在する意味がない」という思いにかられて死にたくなったことがありました。
そのような事はこの時だけだであり、タリカさんの症状の重さに本当に驚いています。
ご自身の体験を赤裸々に語ってくれて、本当に有難う🥰
化学物質過敏症や環境汚染の恐ろしさが広まってくれるといいですね😊
タリカさんのますますの回復をお祈りします。
こんにちは!
いつも本当に力のあるコメントをお寄せいただき、ありがとうございます!
何度もコメントいただきながら、なかなかお返事できず、本当にごめんなさい!
また、貴重な体験談、本当にありがとうございます。
強い香料で、つまり「香害」で、これまでになかったような落ち込み、自殺にもつながりかねないような思いに、ふっと襲われたんですね。
まさにそれは、化学物質の影響だと思います。
とんでもないことですよね!
死にたくなんてなかった人が、それで死んでしまったら、どうするんでしょう!
こんなに脳に影響するものなのに、高々「香り」のために、有害なものをまき散らすとは…。
なんと私たちの健康と、そして命は、軽く扱われていることか。
この社会のおかしさに、そろそろみんな、気付いてくれ!
そう思ってならないです。
タリカさん こんにちは。びっくりです。私と同じ経験をしていたなんて。私もとびおりたくなったことがありました。おそろしくて神道の「祓いのりと」を毎日奏上しました。3か月ほど「祓いのりと」を毎日唱えました。するとある日、光がさして救われた、と感じました。
するとその翌早朝、マンションのお向かいの棟から叫び声が聞こえました。ワーーーー!!!と、窓の外を見たら中年すぎの男性が芝生の上に倒れていたのです。飛び降りた、と思い、救急車をよびました。すると119番の方が「マンションの4階から首をつって飛び降りた男性ですね。今むかっていますから様子を見ていてください。」と言ったのです。
これはいったい???もしかして憑依霊だろうか??その町では2階から男性が飛び降りるなどの記事が新聞に出ていました。
後日、その男性はふつうに歩いていました。タミフルを飲んだわけでもないのに???なできごとでした。