最後に。
気が付けば私たちの「健康」は、一大消費物になっていた。
そんな考えが拭えない。農薬、プラスチック、香害、気が付けばありとあらゆる化学物質に私たちは、取り囲まれていた。空気に、水に、食べ物に、あらゆるところに、科学物質は入っていた。
この多くは、世界的な化学企業が作り出しているものだ。そして彼らは彼らが儲けるためなら、「人間の健康」は、はなから考慮に入れていない。
どれだけ反対しても農薬は使われ、どんなに多くの被害者を出しても香害は一向に収まらない。その非情さ、罪深さ。
そんな狂った世界に、いつの間にかなってしまった。それが現実だった。
けれどかすかな希望もある。

少なくない人たちが、少しずつ立ち上がっている。プラスチックに、香害に、農薬に、数多くの人たちが「NO!」と突きつけ始めている。
私たちの身体は、私たちのものだ。
私たちの健康を、彼らに侵害されてはいけない。消費されてはならない。
そんな想いを胸に、自分の身体の主人はわたしであるという誇りを忘れず、私もこれからも一歩一歩、前に進んでゆきたいと思います。
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