物語

仕掛けられたうつ(chaptor3)

8-11 ネットで調べてみた! ほっほー。

農薬とうつとの関連性。人は本当に、農薬でうつになるのだろうか?ということをこのchapter3ではしつこく追いかけているのでありますが。んが。それでこの章を書いていたある日、ふと思い立ち、ネットでも調べてみようと「うつと農薬」をキーワードに...
仕掛けられたうつ(chaptor3)

8-10 ”酵素”というのが破壊されるのだ

『有機リンの慢性中毒は、リンホスホリパーゼ(NTE)という酵素(こうそ)に直接ダメージを与えて引き起こされていることがわかりました。この酵素の働きが侵されると、狭心症や心筋梗塞の原因になったり、記憶障害や子供の多動障害の原因になることも指摘...
仕掛けられたうつ(chaptor3)

8-9 農薬で人が変わったヒト

有機リン系農薬による中毒患者の治療にあたってきた、群馬県前橋市の青山医院。そこには次のような患者たちが、続々とやって来ていた。例1 有機リン農薬慢性中毒となったおじいさん他の病院では、ぜん息と診断されていた。咳に苦しみ、痴呆が生じ、おむつを...
仕掛けられたうつ(chaptor3)

8-8 青山医院と有機リン中毒

有吉佐和子著『複合汚染』に出てくる、このパラチオン(商品名ホリドール)という農薬。ピーク時には一年に900人近い自殺者を出したという、ある意味凄まじいともいえる農薬だった。が、さすがに1972年に失効し、使用禁止となった。それでも登録された...
仕掛けられたうつ(chaptor3)

8-7 梁瀬義亮医師の話

パラチオンという農薬で、一年に200から900人もの人が、自ら死を選んで自殺した。昭和30年代とはいえ、これは尋常な数ではないし、尋常な事態でもない。しかもこれらの自殺について、奈良県五条市で開業していた梁瀬義亮医師は、話を聞きに来た『複合...