仕掛けられたうつ(chaptor3) 8-6 とんでもない統計表 さて、有吉佐和子『複合汚染』の紹介を長々続けてしまったが(面白いのでつい…)そろそろ問題の表に話を移そう。「化学物質のせいで死にたくなるのよ」と教えてくれたSさんが、「とんでもない表」と評していたものだ。その表は、パラチオン(商品名ホリドー... 2024.05.13 仕掛けられたうつ(chaptor3)
仕掛けられたうつ(chaptor3) 8-5 毒売って儲けとうない 昔ながらの製法、塩だけで漬物を作ってきたこの店は、戦後になって急に品物が返品されることが多くなった。「色が悪い」「傷みやすい」「よそは腐らん漬物作ってるぞ」と再三言われ、挙句には、東京の業者から、紫の粉ォ渡されて、紫のしば漬を作れと言われた... 2024.04.30 仕掛けられたうつ(chaptor3)
仕掛けられたうつ(chaptor3) 8-4 ペチャン、クチャンのしば漬け? 有吉佐和子『複合汚染』には、他にも食品添加物を断固として拒否した、京都の漬物屋さんの話が出てくる。有吉の知り合いに、「横丁の御隠居」なる人がいた。味に大変うるさく、私はもう老先短いのですから、せめて、うまい飯と、うまい漬物だけ喰いたいと言う... 2024.04.22 仕掛けられたうつ(chaptor3)
仕掛けられたうつ(chaptor3) 8-3 かつて「やたらと人死にが出た」農薬 農家の人たちが、農薬の身体への影響を知らなかったはずはない。散布のとき一番近くにいて、全身に浴びるのは彼ら農家の人たちなのだ。そうして深刻な健康被害にも最っ先に襲われた。別の農家の青年はこう言う。『「俺たちはよ、農薬っちものを、甘く見てたん... 2024.04.15 仕掛けられたうつ(chaptor3)
仕掛けられたうつ(chaptor3) 8-2 「複合汚染」とは? ちなみに、タイトルにもなっている「複合汚染」という言葉について、有吉佐和子は次のように書いている。『複合汚染というのは学術用語である。2種類以上の毒性物質によって汚染されることをいい、2種類以上の物質の相加作用および相剰作用が起こることを前... 2024.04.11 仕掛けられたうつ(chaptor3)