9-1 CS三界に家がない!
倦怠感
2-17 たった1つのヒント
そんな混乱のなかにいた。すべてがどこかちぐはぐで、掛け違っているような日々。 どこかに原因はあるはずなのに、それが私にはわからない。見えてこない。霧の中で迷っているかのよう。濃い霧に包まれ、私はただウロウロ、右往左往。 それでも、何か原因が...
2-10 疲れ、疲れ、疲れ
はっきり言って、演劇や芸能の世界は、ブラックもいいところである。1に体力2に体力、3も4も5もみーんな体力で、体力がない奴などお呼びじゃない。 ましてや、「排気ガスが多いところはちょっと・・・」なんて言おうものなら、フッと鼻で笑われ「キミ明...
世界の縁に立つ-私の化学物質過敏症 その11
感染拡大で、人々が一勢にマスクを着用し始めたとき、私は奇妙なある感覚を覚えた。 CS患者はもともと、マスク常用者だった。嗅覚過敏があり、人より何十倍も強くにおいを感知してしまうので、マスクなしでは通りも歩けない。いつも顔の半分を大きなマスク...
世界の縁に立つ-私の化学物質過敏症 その2
発症したのは、27歳のときだった。1999年のことで、ちょうど巷では、ノストラダムスの大予言がどうなるのか、とか、2000年問題で湧き立っていた。(知らない方のために解説しますと、ノストラダムスの大予言は、1999年の夏、空から大魔神か巨大...
世界の縁に立つ-私の化学物質過敏症 その1
化学物質過敏症(以下CSと略)になって、今年(2022年現在)で23年目になる。23年間も、このとんでもなく難しい病気と、ときに格闘し、ときには屈服させられ、悪戦苦闘、24時間バトルを繰り広げながら、やってきたのだなあと思うと、何ともいえな...