奥野井 タリカ

北里病院・さっぱりわからん!検査編

4-20 ある症例

最後に。 この「瞳孔反応検査」の意味するところを知った後、それが意外なところともつながっていたことを知り、驚いたことが一つある。 『とにかくむかむかするんです。吐き気というんじゃなくて、胃の上がむかむかする。』 頭の中がしびれてきて「膜がか...
北里病院・さっぱりわからん!検査編

4-19 ”ぎゅんぎゅん”モードも大変

え、じゃあさ。 農薬の影響で、副交感神経が過剰になってしまうというならば、じゃあ交感神経の過剰は、どんな化学物質によって引き起こされるのだろうか? と、それはシックハウスの原因物質の一つである、トルエンなのだという。塗料や接着剤等に使用され...
北里病院・さっぱりわからん!検査編

4-18 化学物質過敏症と自律神経

『化学物質過敏症 ここまできた診断・治療・予防法』〔石川哲 富田幹夫 かもがわ出版 2003年発行〕によると、この「瞳孔反応検査」で、患者の約35%が正常、約45%が副交感神経優位タイプ、約14%が交感神経優位タイプ、という結果が出ている。...
北里病院・さっぱりわからん!検査編

4-17 瞳孔は自律神経の「窓」だった

瞳孔は、暗いところで大きく開く性質がある。これは交感神経(活動型モード)が緊張することからくる。この大きくなった状態の瞳孔のサイズを、まず測定する。 瞳孔サイズが、通常の健康な人のサイズより、大きかったとする。と、それは交感神経が、正常より...
北里病院・さっぱりわからん!検査編

4-16 「目」から脳の中が見えてくる

と、ここまでが「自律神経」の話。さぁやっと、北里病院で私がやった、「瞳孔反応検査」の話まで戻りますよー。(ははー、長かったねぇ) なぜ目を、しかも瞳孔を検査するのか。 それは瞳孔の動き方、つまり大きさや反応具合を調べることによって、自律神経...