世界の縁に立つ

世界の縁に立つ-私の化学物質過敏症 その14

そこにはたぶん、いろいろな人たちがいる。病気を抱えた人ばかりではなく、貧困下にある人、暴力を受けている人、たくさんいる。

ならば私たちは、その崖っぷちに立てないだろうか。流れてくる水の圧力や、吹きつける強い風にあおられながらも、その世界の果ての縁に、踏ん張って立つことが出来ないだろうか。

そうして、断崖の下に目を向けるのではなく、恐くてもその崖っぷちに背を向けて、流されてきた方を、かつて自分たちがいた「世界」の方へ、目を向ける。もう一度目を向ける。そして叫ぶ。声を上げて叫ぶ。きっとその声を聞いてくれる人は、いる。私はもう一度、人も、社会や世界を、信じたいと思う。

そんなイメージである。どこまで書けるかわからないが、少しずつ書いて発信してゆけたらと、思っている。読んでくれる人が一人でもいて、何かを感じてくれれば、これ程嬉しいことはない。

第1章をイッキ読み

第1章の全文掲載完了に伴い、日々のブログ記事を1ページにまとめたイッキ読みのページをご用意させていただきました。
長文となりますがご興味をいただけましたら、お読みいただけましたら幸いです。

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奥野井タリカ 私の化学物質過敏症(CS)

コメント

  1. 匿名 より:

    77才の老人男性。2年前に脳梗塞を発症し左脚と左腕に重度の運動麻痺。未だに連日のリハビリ運動に精進しています。その1年後に肺癌の疑いにより右肺を部分切除したのですが病理検査の結果は壊死した細胞の塊がレントゲンとPETに直径2センチ大の影を投影したことと判明。老体には極めて厳しいリハビリの毎日ですが前進あるのみ、結果を信じて一歩ずつ歩みを進めています。5ヶ月の入院中に読んだアインシュタインの言葉という本から学ぶことが多々ありました。特に、「神に関する考え」、「時空の意味」「国家と組織の不道徳」などに感銘を受けました。タリカさんの決意にも大いに感銘。

  2. 匿名 より:

    77歳のオッチャン化学屋です。2021年に定期診断のX線検査で肺癌の疑いを指摘され、確認のPET検査でも左肺上葉に径20ミリの光が輝いて癌疑い濃厚となり、続いて気管支鏡による生検の結果は有効な細胞の採取不十分により切除手術で患部の直接病理検査を勧められて、千葉大呼吸器外科で施術を受けました。結論は、幹部は侵入ウイルスに強く免疫反応を起こした結果として生成した壊死した物との事。今後の治療は不要となり、即刻お払い箱。免疫力の強さとその効用について考えさせられました。
    タリカさんも強い気持ちを維持してCSに立ち向かって下さい。アインシュタインは「神は道徳を持たない」と述べていますが、強い意志は神と共鳴して前進する力になるという夢の実現に繋がるでしょう。タリカさんを見守っているオッチャンより。

    • 奥野井 タリカ 奥野井 タリカ より:

      丁寧なコメントを2回もお寄せ下さり、本当にありがとうございます!
      2年前に脳梗塞、そして昨年は肺がんの疑いで入院と、本当に大変な想いをされてきたんですね。でもそれでも毎日リハビリに励み、「前進あるのみ」とする強いお姿勢に、こちらも勇気付けられる想いです。病気で苦労はしていても、精神は意気軒昂、いや見習わなければ!毎日、少しでも”面白いこと”をやって、日々過ごしてゆきたいですね。
      これからもどうぞ、このブログを末永く見守っていただければ、大変嬉しいです!

 
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