CS三界に家がない!

9-3 巨大まな板が落ちてくる

その発作は、いつもいきなり、突然やってきた。

一瞬前は何ともなかったのに、突然手足が冷たくなり、全身がぐーーっと重たくなってくる。上から押されているような感じで、その重さに押し潰されるように、私はその場にうずくまる。

まるで、上から巨大なまな板のようなもので、身体中をぐぐぐぐ…とかなり強い力で押されているような感じだった。圧力と、その“押されている”感をありありと感じる。本当に何か、途轍もなく重たいものが、自分の上に乗っかっているような感じだ。

それでほとんど動けなくなる。全身が硬直し、固まってしまう。指一本動かすにも渾身の力が要る。何だか自分が、電池切れを起こしたロボットにでもなった気がした。どうやっても身体が動かせない…まさに、電池切れして身体の機能がオールストップしてしまった、ロボットである。

意識の方もかなりおかしかった。あぁ~何かまた変なことになっている…というのはあるのだが、それ以外はあまり何も考えられない。どこかポカーンとしている。切迫感や恐怖感もあまりなく、こういっては何だがどこかのんびりとさえしていた。ボヤけていた。全体にこう、頭の中にウレタンの綿でもつっ込まれたみたいに、モッとしているのだ。この“モッ”というのも、なかなか伝わりにくいと思うのだけど。

こんな状態が、2時間から4時間位続いた。ほとんど動けず、頭も働かない状態でこの長時間。何かの檻に拘束されているかのよう。その間考えるのはただ、
早く終んないかな、早くこれ脱しないかな…

ということだけだ。

コメント

  1. 未来を信じる沈黙の春 より:

    タリカさん、こんにちは💞ご無沙汰しておりますが、お元気ですか🥰?秋の稲わら野焼きの煙で喘息等辛くて、お電話・お手紙できなくてごめんなさい🙇
    タリカさんもゴミ焼却場の煙で、大変な目に遭ったんですね💦巨大なまな板のようなもので圧力をかけられる感じや、全身硬直して指一本動かすのも困難な状況・・・・ホントお辛かったと思いますし、私も最近同じような目に遭いました(T_T)。近隣のアスファルト舗装工事で、全身が鉛の様に重く痛く寝たきりとなり、下着の締め付けですら痛みに耐えがたく、上に掛けている薄い布団ですら重くて痛くて寝がえりがうてず、トイレに行くのも這ってゆき、お茶碗や箸を持つのも重くてしんどい・・・ホント、この先どうなるか不安の塊でした。舗装場所から放散される化学物質が減るにつれて改善してゆきましたが、この経験から、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群を本格的に発症してしまったようです。
    舗装場所からの化学物質は徐々に減りましたが、タリカさんの場合、ごみ焼却場からの排煙は毎日延々と続いたわけですから、本当にしんどかったと思います。よく頑張りましたね💞赤裸々に化学物質の危険と恐ろしさを告白してくれて、本当に有難うございます🙇🙇🙇

 
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