私たちの食生活にもはや欠かせない加工食品。そのなかでも加工度のより高い「超加工品」に、トウモロコシ由来の糖液と加工でんぷんが多く使われているという事実。
NHKの番組としては、おそらくそれ以上は踏み込めなかったのだろう。が、この糖液や加工でんぷんの原料となっているトウモロコシは、おそらく間違いなく遺伝子組み換えだ。
というのも、これらはブラジルの大規模農場 ―何と日本の国土の5倍!― で栽培されているのだが、これほど広大な面積での単一作物栽培は、遺伝子組み換え種以外ではまず出来ないのだ。害虫被害や病気が必ず出る。それが起きずに、世界儒要の約4割を安定供給しているということ自体、遺伝子組み換えトウモロコシである証左である。
『ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?』堤末果書(文春新書2022年)の第3章「土地を奪われる農民たちー食のマネーゲーム2.0」に詳しく書かれているが、今世界各地の農地が、一握りの企業にどんどん買い占められている。巨大アグリビジネス企業で、たとえばビル&メリンダゲイツ財団、世界最大手の殻物メジャー会社カーギル、そしてデュポンやシンジェンダなどの化学薬品グローバル企業などだ。

だだっ広い農地を買い入れて、何を作るのか。そう、遺伝子組み換えトウモロコシや大豆である。大量に作り、大量に収穫し、加工して、そして世界中の超加工品のすみずみにまで入れる。大量に儲かる。
これからグローバル企業の大規模栽培は、地元の地域農業会社と、土壌を著しく破壊している。大量の化学肥料、大量の除草剤グリホサートや農薬を使うことで、土地を酷使し、土壌微生物を殺し、やがてそこは何も育たない砂漠のような土地になってしまう。今世界で土壌が急速に劣化しているが、その原因の一端はここにある。
そんな環境破壊までして作った遺伝子組み換え作物。そのトウモロコシ由来の超加工品 ―菓子パンやアイスクリーム、ケーキやクッキー、めん類などー が、安全で美味しければまだいい。しかし実際は安全でも美味しくもなく、それどころか身体に悪く、健康被害まで出ている。その健康被害は次の通りだ。
- 超加工品を食べていると死亡率が上がる。
- 認知症になりやすい。
- がんのリスクが上がる。
- 肥満や糖尿病になりやすい
などなど。全然いいことないやん! いやざっくり「死亡率が上がる」ってあるのも怖い。
しかし考えてみれば、土壊微生物や腸内細菌を殺してしまう薬剤がわんさか入っているのだ、そこに加え添加物も。身体がおかしくなるのも当然っちゃ当然であるか。
本来、人が食べるものに「健康被害」などあってもいいはずがない。それはもはや食べ物ではない。
しかしそれが当たり前になっているというおかしな世界を今、私たちは生きている。
コメント
タリカさん、ブログ管理人さん、こんにちは💞普通の方には過ごしやすい気候となりましたが、いかがお過ごしですか?こちらは、相変わらず抗菌洗剤と、秋の稲わら燃し火の煙も加わり、ぐったりの毎日です。
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タリカさん、ブログ管理人さん、こんにちは💞
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日本のメディアが報じない「マイクロプラスチック」の怖さ 食物連鎖で植物の葉から人体へ、心筋梗塞のリスクは”喫煙で肺がん”並みの衝撃
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