仕掛けられたうつ(chaptor1) 6-7 うつウツ日記 94年、22歳の辺りから、私は日記を書き始めている。日記といっても最初は、ノートにでもなくそこらへんにあった紙に、ルーズリーフ用紙なんかに適当に書き散らしていた。日付も入ったり入ってなかったりで、バラバラ。なぜか夜になると、書きたくなるのだ... 2023.11.13 仕掛けられたうつ(chaptor1)
仕掛けられたうつ(chaptor1) 6-6 アパートと外、おかしいのはどっち? だがしかし。7日目に遂に限界が来た。理性が恐怖に打ち勝った、といわんより、日々積み重なってゆく延滞料金の恐怖の方が外に出る怖さより勝った、という方がたぶん正しい。私は猛然と返却ビデオと財布を持ち、外に出た。そして自転車に乗り、レンタルビデオ... 2023.11.10 仕掛けられたうつ(chaptor1)
仕掛けられたうつ(chaptor1) 6-5 返却できない! しかしまた別のとき、こんなこともあった。レンタルビデオを、2本か3本、貸りていたのである。DVDではなく、当時はカセットビデオのVHS時代。返却が1日遅れると、延滞料として1本300円取られるというシステムだった。2本だと1日600円、3本... 2023.11.08 仕掛けられたうつ(chaptor1)
仕掛けられたうつ(chaptor1) 6-4 アパートでひとりもんモンもん うつが始まったのは、かなり以前からだった。化学物質への過敏症状が出てくるより、数年早かったように思う。始まったのは、学生の頃一人暮らしをしていた、例のあの世田谷アパートからだ。住み始めて2年目の、春、5月頃から。今でもよく覚えているのは、そ... 2023.11.06 仕掛けられたうつ(chaptor1)
仕掛けられたうつ(chaptor1) 6-3 うつと空気 そうして休憩のために立ち寄ったのが、この雪ノ原だった。実際は牧場で、牧草地にも実は除草剤を使うそうなのだが、このときは地表が雪に覆われていたから、それも出てこなかった。素晴らしい空気だった。吸っても吸っても、喉にも肺にもどこにも引っかかるこ... 2023.11.03 仕掛けられたうつ(chaptor1)