北里病院・さっぱりわからん!検査編

4-4 ・・・何してたん?

それどころか、この北里の化学物質過敏症外来の看護士さんたちは、皆とてもやさしくて、親切だった。いや親切以上に何か、CS患者に徹底的に寄り添おうとする、強い意志のようなものが伝わってくる。クリーンルーム内での仕事であるから、彼女たちも完全にノーメイク。おそらく普段からシャンプーやリンスの類も使用していないのだろう。においはまったくなかった。

また私が、何より嬉しかったのは、我々患者を最初から、「化学物質過敏症患者」としてみてくれている、その姿勢だった。常日頃から、「わけのわからないこと言っているわけのわからない患者」扱いされることに慣れている身としては、それは涙が出るほど嬉しいことなのだった。今もまたこうして、隣で親身に話しかけてくれている。心がじわっとあたたかくなった。

これで、検査はすべて終了。
「お疲れさまでした」と看護士さん。うん、たしかにけっこう、ハードであった。いやしかし。
何の検査…してたの?

さっぱりわからん!というのが正直なところだった。
化学物質過敏症を診断するための検査で、なぜ目ばかり調べるのだろうか?目と病気にはいったい何の関係があるんだろう?私には別に、目に出る過敏症状って、特にないんだがなぁ。何だか狐につままれた気分…

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