病名を知るということ

病名を知るということ

2-16 自分を自分で疑う

いつしか私は、自分の身体と心の両方を、深く疑うようになった。つねに心の動きを見張り、監視するように。自分で自分を疑うのだ、信用出来ないモノとして。 あのときああなったのは、私がこう考えたせいではないか、このときああなったのも、私が・・・ 自...
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2-15 心因性のわな、ワナ、罠

一度「心因性」だと思うようになると、それは簡単に次のような考えに転がる。なら、その精神、「心持ち」の方を変えればいいのではないか。もっと社会に出よう、いろんな人と積極的に交流しようと思い、実行すればいいのではないか。要は何事も、「気の持ちよ...
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2-14 これって心因性・・・?

うつなどの精神症状があり、加えてこの”朝起きられない”現象があったので、私はその他の症状―疲労感、水や排気ガスへの反応―も、多分に、「精神的なもの」ではないか、と思うようになっていった。 心因性・・・っていうやつなのかな・・・ 世田谷アパー...
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2-13 睡眠障害、出てくる

何度か、このリズムの乱れを正常にしようと、あの手この手でやってみた。 目覚ましをかけ、眠かろうが何だろうが強制的に、朝9時には起きるようにとしてみた。これを1週間も続ければ、自然と朝型に戻るのではないか? と、確かに起きることは出来た。目覚...
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2-12 体力なし!そして朝も起きれない

それで気が付けば、半ばなし崩し的に「療養生活」に突入していたのだった。最初の1・2ヶ月は、ほとんど病人で寝たり起きたりの生活だった。が、その後はやや回復し、家で基本的には静かに過ごして、ときどきは家事手伝いなど簡単な仕事をする、くらいなら支...