病名を知るということ

2-2 過敏症状のはじまり

最初それは、水から始まった。

手を洗ったりシャワーを浴びたりと、肌が直接水(湯)に触れているとき、「きついな・・・」と感じることがあった。塩素なのか、それとも別の何かなのかはよくわからないのだが、しかし「何かが水に混じっている」という感覚はつねにあり、それが「きつい」。

また時間が経つにつれ、その肌に滲みるような感覚が増幅してゆき、「重い」と感じるようになってゆく。水が、シャワーで浴びる湯が、肌に重い。何というのか、水のなかに石油か鉛でも入っているような、そんな重み。

そしてまた、車の排気ガスにも、いつの間にかひどく敏感になっていた。車の排気ガスを身体に浴びるのが、「嫌だな」と思うように。それ以前は車の排気ガスなんて、そこにあっても感じないばかりか、見えないも同然のものだったのに。

第2章をイッキ読み

第2章の全文掲載完了に伴い、日々のブログ記事を1ページにまとめたイッキ読みのページをご用意させていただきました。
長文となりますがご興味をいただけましたら、お読みいただけましたら幸いです。

CSの認知・理解を広げるためシェアにご協力下さい
奥野井タリカ 私の化学物質過敏症(CS)

コメント

  1. 岡野寛 より:

    すごくよくわかります。僕は医者ですが、いま外来などはしておらず、産業医でなんか管理や予防医学をしています。食事に注意することはもちろんのことですが、体質を改善するために、漢方薬を利用する方法もあります。個人差がありますから、なんとも言えませんが、僕自身も酷い花粉症に悩まされていましたが、その漢方で改善しました。
    漢方は煎じがお勧めです。お店の回し者ではないので、営業目的でもなんでもないですが、「みず堂」の補中益気湯は一度使ってみてもいいでしょう。参考にまでに、、少しでも症状が良くなるように、お祈り申し上げます。
    僕のブログ「食の安全性」も参加になったら幸いです。アドレス載せときますね、、
    https://note.com/cocolocolor/n/nc596f0c055a7

    • 奥野井 タリカ より:

      こんにちは!
      コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。
      見知らぬ方からのコメントは初めて、とても嬉しいです。

      岡野さんのブログ「食の安全性」、短時間ですが拝見しました。
      「日本は。世界でもまれにみるほど、食品が抗生物質と食品添加物に汚染されている」というご指摘、驚くとともに納得、でした。
      農薬も同じで、欧米ではとっくに使用をやめているものでも使用を止めず、農産物の残留基準値も異様に高い値にしている。
      私たちが自主的に防衛しない限り、どんどん体の中に入ってくるのが実状ですね。恐ろしいことです。

      電磁波過敏の症状もあって、なかなか全部読めないのが大変残念です!
      本にしてほしいくらいです。
      {実は、当ブログは別の方が、凄腕の技を持つ管理人さんがいらっしゃいまして、その方が編集から管理、運営までやってくださっているのです。
      私はパソコン使用、ものの15分でダメ、というありさまでして}

      漢方薬の情報も、ありがとうございます!昔は飲めていたんですが、ある時期から漢方自体に反応するようになってしまい。
      でもまた考えてみようかと思います。

      これからも、お読みいただけましたら、大変にうれしいです。

 
タイトルとURLをコピーしました