看護師さんがやって来て、ほんの束の間のこの患者親睦会も終了。あぁ~、残念。
で、さあ診察!と思いきや、そうではなかった。
「このまま30分、ここに居て下さい。クリーンルームのこの空気に、身体を慣らして頂くためです。その間ビデオを流しますので、どうぞ御覧になって下さい」
と看護師さん。そして置いてあるテレビで、ビデオ映像が始まる。内容はCSの解説だった。大体知っている内容なので、私は少々退屈する。あのまま皆さんでおしゃべりしてたかったなぁ・・・いやどうでもいいけど、テレビモニターまで、がっちりしたステンレスの箱に入ってるじゃないか。機械の臭いを放散させないためなのだろう、こんなとこまで配慮、すっごいなぁホント・・・。
当時は、少々退屈だったこの30分の身体慣らし、空気への馴化(じゅんか)。しかしこれも実は、かなり大きな意味、意図があるものだったのだとは後で知る。医療側はここで、我々の身体にある〝変化〟を起こさせようとしてたのだ。
それが、「マスキング」の解除、である。
で、「マスキング」って何?って話なのだが、その前に「適応」と「離脱」についての話をしないといけない。この「適応」と「マスキング」と「離脱」は3点セットの現象で、CSを理解する上では欠くことの出来ないものなのだからして。話は少々入り組むが、ちょっとガマンして読んでみて頂きたい。
コメント
すみません、看護士さんとなっていますが、通常は看護師さんですよね?「し」の字が違うのは何か意味があるのでしょうか?
いつもコメントをいただきありがとうございます!
ご指摘につきましては私の思い込みでして特に深い意味はありません。
今後は「看護師」の表現を使用させていただきます。
ご指摘ありがとうございました。