北里病院・魅惑のクリーンルーム

3-8 すべては自覚症状から

これらの、詳細な問診・質問表からいえることは、まずもって患者の自覚症状が最も重要で、かつ基本である、というその根本姿勢である。患者の自覚症状、とその訴えが、最も正確な情報なのである。

何を当たり前のこと言ってるんだ、と思うかもしれない。が、患者のその訴えが、医療の現場で何故か「却下」されるケースが余りにも多いので、その実状を憂えている私は、あえて強調しているわけである。はっきり言おう、一番困っている当の患者が、自分の症状について嘘付くわけねぇじゃねぇかっ!!

すべてを記入するのに、1時間近くかかったろうか。案外大変でくたびれた。けれど、こんなに詳しく身の廻りの環境や症状のことを尋ねてくるものは初めてで、何というか非常に意を強くした。

やっぱりこの病気は、ちゃんと存在している・・・

5ヶ月待ちというのは、正直けっこうしんどいものがあった。本当はすぐ、明日にでも診てもらいたいくらいなのだ。でも待とう。これは必ず、大きな前進になる。なるはずだ。

丁寧に封をして、また北里病院へ返送した。
さて5ヶ月後、どうなるか。

※これは2,000年当時の話です。現在北里病院では、これらの治療は行っていません

第3章をイッキ読み
第3章の全文掲載完了に伴い、日々のブログ記事を1ページにまとめたイッキ読みのページをご用意させていただきました。 長文となりますがご興味をいただけましたら、お読みいただけましたら幸いです。
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奥野井タリカ 私の化学物質過敏症(CS)

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