ともかく、日常の生活から”化学物質”を、なるべく早く取り除いてしまうこと。そうして身体にかかる総負荷を、少しでも減らし軽くする。やるのはまず、そこからだった。
手始めに、台所洗剤(マ○レモン)の使用を止めた。シャンプーはそれまでも使っていなかったが、ボディシャンプー(ビオ○U)もやめる。洗濯洗剤(アタッ○)も全廃。合成洗剤をすべてやめ、天然純石けん一本にした。
両親からブーイングがあると思ったが、意外とこれが何もなかった。というのもわが両親は2人とも戦前生まれなので、だから母いわく、
別にいいわよー。昔は何でも石けん一つだったわよ
というわけ。これは大変ありがたかった。
食事も、お米と野菜は完全無農薬のものにした。また肉や魚、加工品も極力無添加のものに。パンは、国産小麦使用のものを選んで買うようにした。ヤマ○キのコッペパンよ、さようなら・・・。
そして水は、料理用も含めてすべて、ペットボトル入りの天然水に切り換えた。これはかなり思い切った決断だったが、水への反応が私の場合かなり強いので、やむを得なかった。
以前より、食費(プラス水代)はかなりかかることになる。が、口から入る”化学物質”を減らさない限り、この病気は駄目なんじゃないか、回復の道の端っこにも辿り着かないんじゃないか、と思ったのだ。
もともと私は、食物アレルギーが強い。だからここは、どおおおしても譲れなかった。半ば直感だったが、食べものの影響は決してあなどれないものなんじゃないかと、思っていた。
この食品の切り換えに関しては、母は最初は少し苦言を呈した。何もそこまでやらないでもいいんじゃないか、と。しかし私が、勝手に自然食品の店で強行して買ってきた無農薬の小松菜をおひたしにして出したところ、父が、
うまいねぇ。この菜っぱ、子供の頃食べた野菜の味がするよ。うまいうまい!
と絶賛したことであっさり解消した。そう、無農薬のものは野菜に限らず、何でもとてもおいしいのである。
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