また睡眠というのも、副交感神経モードの担当である。睡眠はリラックスの極みだからして、副交感神経が断然優位、活発に働いている。
そういえば最近、不眠、夜眠れなくて困っている人が、大変に増えている、みたい。
それゆえか広告など見ると、ある時期から急に、”眠れる”マットレスとか枕とか、サプリメントの宣伝がぐっと多くなった。どうも皆さん、かなり不眠で苦しんでいる。
眠れないというのは、本当につらい。私も一時期ひどい不眠になったことがあるので、そのつらさは身に泌みてよくわかる。本当にもうノイローゼになるかと思ったくらい、つ、つらかったわ…。
睡眠にも実は、自律神経が大きく関わっている。
身体にはもともと日内リズムという、体内時計が備っている。身体が24時間サイクルで働くよう、インプットされているのだ。これは、主に目から入る太陽の光が、”キューサイン”となって働く。近頃さかんに「朝の日の光を見よ、浴びろ!」と言っているのは、この日内リズムを呼び起こすためだ。
自律神経は、この日内リズム、つまり体内時計とどうやら連携している。日が上るにつれ、交感神経は強く働くようになり、逆に日が暮れてくると、交感神経の働きは抑えられ、副交感神経の方が優位に働くようになる。だから本来は、日が沈んで夕方になってくれば、自然と眠たくなってくる…ハズなのだ。
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