北里病院・さっぱりわからん!検査編

4-6 眼球の動きがヘン!

最初の、目でボールを追う検査は「眼球追従運動検査」という。患者の眼球がスムーズに動くかどうかを、調べる検査。

化学物質過敏症患者の眼球は、普通の健康な人に比べて、動きが遅くなる傾向がある。それで対象物の動きを目で追い切れず、わずかに遅れる。だから途中で、つい目線を飛ばす。つまりスキップしてしまう。

「ここ、動きの線がガタガタになっているでしょう。このとき目線が飛んでいるんです」

たしかに、先生が見せてくれた動線のグラフでは、私の線はあちこちでガタガタのギザギザ、になっていた。そういえば検査時も、「追い切れてないなー」と思う瞬間が何回かあったのだが、なるほどまさに。

眼球の動き方から、何がわかるのか。

それはここから、身体の運動機能の状態がわかる。眼球の動き、イコール身体の動き。ということはつまり、眼球の動き方に異常が出ている、イコール、身体の動き方に異常が出ている、ということだ。

なぜそうおかしくなるのか。

それが化学物質の影響なのである。化学物質のために、機能障害に陥っている。

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